中間とりまとめ
中間とりまとめ ~望まれる交通プロジェクト~ 令和2年3月
関西圏は、首都圏に次ぐ経済圏域であり、首都圏への一極集中のリスクを緩和し、日本経済の下支えに資する必要な投資を行っていく必要があります。そういった観点から、関西圏を世界のリーディングエリアとしていくために、必要なインフラ整備や仕組み等について、産官学の多くの有識者で方向性を議論し、実現に向けた構想等をとりまとめて広く広報して行くことを目的として、平成29年4月に「関西のインフラ強化を進める会」を発足させ、全9回にわたる委員会と6回のシンポジウムを開催してきました。
今後の関西圏においては、巨大災害、高齢化社会を乗り越えつつ、インバウンドの更なる増加、リニア中央新幹線の開業による“スーパー・メガリージョン”の形成、北陸新幹線の整備により、西日本の拠点として「LOOK WEST」が重要となります。日本のアジアのゲートウェイとして、アジアに目を向け、西日本との連携を強化し、新しい生活様式(Society5.0など)を踏まえたインフラを供給するプロジェクトなど各種のプロジェクトを取りまとめ、ここに『関西のインフラ強化を進める会~望まれる交通プロジェクト~』として報告いたします。
※なお、新型コロナウイルス感染症が感染拡大する前に議論した内容を取りまとめたものであり、今後は、ポストコロナを踏まえたインフラ整備の在り方等についても、引き続き、検討していくものとします。