中間とりまとめ
中間とりまとめ ~明日を創造するプロジェクト~ 平成30年4月
関西圏は、首都圏に次ぐ経済圏域であり、首都圏への一極集中のリスクを緩和し、日本の経済活動等を支えていくためにも国際競争力の強化、日本経済の下支えに資する必要な投資を行っていく必要があります。
今般、そういった観点から関西圏を日本のリーディングエリアとしていくために、必要なインフラ整備や仕組み等について、産官学の多くの有識者で方向性を議論し、実現に向けた構想等をとりまとめて広く広報して行くことを目的として、平成29年4月に「関西のインフラ強化を進める会」を発足させました。
今後の関西圏においては、インバウンドの更なる増加、リニア中央新幹線の開業による“スーパー・メガリージョン”の形成、北陸新幹線の整備により、西日本の拠点として「LOOK WEST」が重要となります。アジアに目を向け、西日本との連携を強化するプロジェクトとして、『南海経済軸の形成』、『瀬戸内クルーズネットワークの整備』、『三空港の連携強化』、『新大阪周辺再開発』、『大阪都心部における今後の都市開発』、『巨大災害への備え』等を実施していくことが、今後の関西の発展のためには必要であります。
これまで、委員会を3回、シンポジウムを2回開催し、関西圏の活性化のために進めていく施策や考え方等について幅広く意見交換を行い、議論を重ねてまいりました。委員会では当初、京阪神を中心にプロジェクトの議論をしており、今回はこれらの意見を踏まえ、とりまとめたものをここに『関西のインフラ強化を進める会 中間取りまとめ~明日を創造するプロジェクト(案)~』として、報告いたします。